日別アーカイブ: 2019年9月13日

「自然界の回復」

先日の台風で被害にあわれた多くの方々のためにお祈り申し上げます。皆様のお住まいの場所は大丈夫でしたでしょうか。

八王子教会は、高台の風通りの良い場所にありますので、3階牧師室で仕事をしておりますと、普段から風で揺れる感覚があるようなところです。そのようなわけで心配をしておりましたが、今回の台風では教会に大きな被害はありませんでした。

自然は、とても美しく、また、気持ちの良さをもたらしてくれるものです。しかし、時に私たちの命が危険にさらされるような猛威をふるいます。

神様は、全ての始めにこの世界を造られました。もちろん、この自然界も神様によって造られたものです。

しかし、今の自然界と神様が造られた当初の自然界では、決定的に違う点がありました。

「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」

(聖書 創世記1:31 新共同訳)

神様が世界を造られた当初、自然が猛威をふるうことはなく、「極めて良い」状態でした。しかし、あるものが入り込んだ結果、その状態が段々と壊れ始めていきました。それが、「罪」です。

罪の問題は、私たち人間だけに影響しているのではなく、神様の造られたこの世界の中のもの全てに影響を及ぼしてしまったのでした。

しかし、聖書には希望が書かれています。

「つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。」(聖書 ローマの信徒への手紙8:21 新共同訳)

私たちに救いの希望が与えられているように、この自然界も、「極めて良かった」状態に回復する希望が与えられています。

天地を創造され、この世界を造られた神様は、それらが「極めて良い」状態に戻れるという希望を与えてくださる神様です。