日別アーカイブ: 2020年5月29日

「父と同じように」

アブラハムの信仰を受け継いだイサクは、父の言葉に耳を傾け、その教えの通りに神様に従い、40歳でリベカという女性と結婚することになりました。

しかし、不思議なことに、アブラハムとサラの時のようにこの夫婦の間にも子どもが与えられませんでした。

そこでイサクは祈りました。

「イサクは、妻に子供ができなかったので、妻のために主に祈った。その祈りは主に聞き入れられ、妻リベカは身ごもった。」(聖書 創世記25:21 新共同訳)

恐らく、父アブラハムから自分の誕生の経緯についてを聞かされていたことと思います。父の信仰を受け継いだイサクは、神様が自分の両親にそうしてくださったように、自分たち夫婦にも子どもを与えてくださいと祈ったのでした。

そして、神様はイサクの祈りを聞き入れ、エサウとヤコブという双子の男の子を与えられました。

聖書には「リベカが二人を産んだとき、イサクは六十歳であった」(創世記25:26)と書かれています。

父アブラハムのことを思い出してみますと、アブラハムが六十歳の時はまだ神様からの召しをうけておらず、旅にも出ていなかった時でした。

そう考えると、アブラハムさんがどれだけ長い間子どもを待望していたのかということがよくわかります。

しかし、その歩みが同じく子どもが与えられなかった息子夫婦に希望を与えたのかもしれません。

人生なにが起こるかわかりませんね。