「名前」

「主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。」(聖書 創世記2:8 新共同訳)

神様は、人間をエデンという名の園に置かれました。とても自然豊かで美しい場所だったことと思います。

神様は、このエデンの園において、人間に大切な役割を与えられました。

「主なる神は人を連れてきて、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。」(聖書 創世記2:15 新共同訳)

神様は、ただ人間をつくっただけではなく、人間に仕事を任せられました。

エデンの園に住み、そこを耕して守ること。これが、人間に与えられた役割でした。

また神様は、その中でとてもユニークな役割を与えられました。

「主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶかを見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。」(聖書 創世記2:19 新共同訳)

世界中の生き物がつくられた時、まだ名前がありませんでした。そこで、神様は人間を名付けの親として任命されました。

今は言語が沢山あるため、同じ牛でも表現の仕方が沢山あるわけですが。どのような観点で、どのような意味を込めて生き物たちに名前を付けていったのだろうと気になるところです。

神様は、御自分のつくられた極めて良い世界を、愛する人間に管理してもらいたいと願い、その役割を与えられました。当初と比べると恐ろしいほどに壊れてきてしまった世界ではありますが、神様は私たちに対しても同じ思いでおられます。

生き物や自然など、神様がつくられたものを大切にしていきましょう。