「幸い」

愛川ふれあいの村という自然の中にある研修施設にて、大学生を対象にしたバイブルキャンプが行われました。

講師は大学の宗教部スタッフをしている牧師が担当しました。私もチャプレン(学校付き牧師)として講師を担当する機会が与えられました。

また、特別講師として北太平洋アジアにあるセブンスデー・アドベンチスト教会をまとめる支部にて教育局長をしておられる先生をお迎えして講義をして頂きました。この先生は、以前フィリピンにあります大学院で神学を教えておられたこともあり、豊富な知識と分かりやすい講義で私自身とても良い学びの機会となりました。

今回のキャンプのテーマはダニエル書と黙示録でした。今の時代を生きる私たちにとって、とても大事なメッセージが込められている2つの書物です。

昔々、ダニエルという人が神様から様々な幻を示されました。その時、ダニエルさんはこのように告げられました。「人の子よ、この幻は終わりの時に関するものだということを悟りなさい。」(聖書 ダニエル書8:17 新共同訳)

そして、ダニエルさんの生きていた時代から数百年後、今度はヨハネという人が神様から様々な幻を示されました。そのヨハネさんが書いたヨハネの黙示録にこのように記されています。「この預言の言葉を朗読する人と、これを聞いて、中に記されたことを守る人たちとは幸いである。時が迫っているからである。」(聖書 ヨハネの黙示録1:3 新共同訳)

ダニエルさんは終わりの時に関することが示され、ヨハネさんはその時が迫っているということを示されました。そして、今の時代は更に時が迫っていると言うことができます。

だからこそ、神様は幸いな者となるように書かれたことを守りなさいと言われます。