毎週金曜日に更新しているこのショートメッセージは、もともと兼任している八王子教会のホームページでスタートしたものです。このショートメッセージも、今回で100回目となりました(八王子教会ではじめたものから数えた場合)。第一回目が2014年1月25日でしたので、間もなく2年になります。読み返してみると、同じようなことを何度も書いていたり、同じ聖句を引用したり、自分でも恥ずかしくなるような稚拙な文章ばかりですが、まさにこれが私のこの100週間の歩みだったのだと実感しています。
私にとってこのショートメッセージを書くことは、「食べ物を食べて排泄すること」のようなものかもしれない、と常々感じていました(変なたとえですみません)。そのとき自分が悩んだこと、問題意識を感じていること、それらの中で聖書の言葉に励まされたことなどが毎週の記事の原料になっています。逆に言えば、何も悩まず考えず、聖書の言葉が心に入って来ていないときは、書くことが出来なくなるのです。
「真の美しさは、健康な身体の内側から生まれます。ダイエットのために食事をとらないようにするなんて論外。あなたの身体はすべて毎日食べるものによってつくられていることを自覚しましょう。」
これは「美の伝道師」と呼ばれるイネス・リグロンの言葉です。本当にその通りだと思います。そしてこれは身体だけでなく、心にもそのまま当てはまる原則ではないでしょうか。
心身の健康のため、毎日心と身体の糧を取ることを大切にしていきたいものです。
主はあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたも先祖も味わったことのないマナを食べさせられた。人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
(旧約聖書 申命記8:3 新共同訳)
よい新年をお迎えください。新しい年も皆様の上に神様の素晴らしい祝福がありますようにお祈りさせていただきます。
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋
※写真は、金曜夜のべスパーのある日のメニューです。

アフリカのある村でのことです。一人の少年がキリスト教の宣教師に、クリスマスプレゼントを贈りました。それは美しく珍しい貝殻でした。少年はこの贈り物を手に入れるために、気の遠くなるような距離を歩いて往復したのでした。宣教師は感激し、お礼を言いました。少年は答えて言いました。「あのね、先生、ずうっと歩いたこともプレゼントの一部なんだよ。」(ガイドポスト編『とっておきのクリスマス』より)






私たちには、「荒れ野」に引きずり出されなければ気づくことの出来ない自分の弱さや醜さがあります。しかしその場所で自分の本当の姿に気づき、その中で神様の恵みに触れるとき、苦悩が希望に変えられるのだとしたら、「荒れ野」こそが神様の愛が私たちに注がれる場所なのかも知れません。