「約束の時期」

アブラハムさんとサラさんに、本当に長い長い期間待ちわびていた待望の赤ちゃんが与えられました。

「主は、約束されたとおりサラを顧み、さきに語られたとおりサラのために行われたので、彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。それは、神が約束されていた時期であった。」(聖書 創世記21:1∼2 新共同訳)

神様の約束を何度も疑ったり、笑ってしまったりと、紆余曲折の旅路でしたが、神様は約束された通りに2人の老夫婦に子どもを授けてくださいました。

そして、その生まれた時期は、神様が事前に告げておられた時期でした。その約束の言葉はこうでした。

「わたしの契約は、来年の今ごろ、サラがあなたとの間に産むイサクと立てる。」(聖書 創世記17:21 新共同訳)

神様の約束は、息子が産まれるというものから始まり、奥さんのサラさんから産まれるという具体的なものになり、そして、最後はその時期まで約束をされたのでした。

私たちの救い主であるイエス・キリストも、聖書を通してその誕生が事前に告げられていました。更に、驚くべきことに、この救い主イエス・キリストに関しては、どこで誕生し、どの時代に、どのような人生を送るのかということまでが事前に告げられていたのでした。

聖書はその神の独り子である救い主イエス・キリストについて何度も何度も繰り返し語っている書物です。

そして、その約束は私たち一人一人に対して与えられているものです。

「それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。」(聖書 イザヤ書7:14 新共同訳)