先週の安息日の午後、兼任している八王子教会では「みことば配布プロジェクト」を実施しました。有志の方々でカードに思い思いの聖句を書き、道行く人たちに祈りを込めて配布しました。
教会を出発する前、不安そうな顔をしていた人も、すべてのカードを配り終えて帰って来るときには、見違えるように明るい表情になっていたのがとても印象的でした。
今週出会った聖書の言葉です。
弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。「起きなさい。恐れることはない。」
(新約聖書 マタイによる福音書17:6,7 新共同訳)
「変貌の山」での出来事です。イエス様は恐れる弟子たちに、「起きなさい。恐れることはない」と言葉をかけられただけでなく、「彼らに手を触れ」られた、と書かれているのに目が留まりました。
イエス様は私たちの恐れを取り除いてくださいます。心が震え、恐怖で足がすくみ、地面に這いつくばってしまうようなとき、そんな私たちに優しく触れて立ち上がらせてくださるのです。
正直に言いますと、私は教会の外に出て行ってトラクトを配ったりするのがあまり得意ではありません。出て行くときにはドキドキしますし、勇気を出して配り始めても、受け取ってもらえなかったりすると「自分には無理だ」と思ってしまいます。でも、そんな恐れに取りつかれてしまう私を、イエス様は優しく励ましてくださるのです。
自分でも「牧師失格だなあ、、、。」と感じます。でもそんな私を、厳しく断罪するのではなく、優しく手を差し伸べてくださるイエス様から力をいただいて、また街に出て行きたいと思っています。
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

切れない刃物で作業をするのはとても危険なことです。切れないので力が要りますし、力を込め過ぎて怪我をしてしまうことがあります。よく研がれた包丁で料理をすると、料理の腕が上がったような気分になります。
今年も梅雨の季節になりました。人間とは贅沢なもので、雨が続けば「いいかげん晴れて欲しい、、、。」とつぶやき、真夏のような太陽の日差しがやってくると「そろそろお湿りが欲しい」とこぼします。
また涙を流す姿はとても感動的でした。