二週続けての積雪予報が出ていましたが、今週はほとんど積雪もなく、ホッとしたような残念だったような気持ちになりました。
厳しい寒さが続きますが、身の回りに「春の兆し」が少しずつ現れつつあるのを感じる季節になりました。
写真は、自宅前のプランターです。よく見ると土の中からチューリップが芽を出し、少しずつ成長しているのが分かります。雪が降り、毎朝霜が降りる厳しい寒さの中にあって、土の中では新しい命が少しずつ、しかし確実に成長しているその姿に励まされる思いがします。
聖書の中に次のような言葉があります。
今、光は見えないが
それは雲のかなたで輝いている。
やがて風が吹き、雲を払うと
北から黄金の光が射し
恐るべき輝きが神を包むだろう。
(旧約聖書・ヨブ記37:21,22 新共同訳)
私たちの人生は、「今は見えない光」を手探りで探すようなものかもしれません。いつも自分の目の前の道がハッキリと見えているわけではありません。しかし、「光が見えない」ということは「そこに光がない」ということではありません。
聖書は「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」と教えています(ヘブライ人への手紙11:1 新共同訳)。
愛を込めて私たちに命を与え、私たちの人生を導いて下さるお方が確かにおられる。私たち自身は揺らぐことがあっても、このお方は決して揺らぐことがない。そのことをいつも心に刻みながら、日々を生きていきたいと思います。
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋