人々にもそのとおりにせよ。

韓国・済州島での英語の研修も後半になりました。今週の半ばごろ、酷い頭痛のために半日クラスを休んでしまいました。昼食と夕食を食べることが出来ずに部屋で休んでいると、クラスメイトたちが食事を運んできてくれました。それだけでもとても嬉しかったのですが、「あなたが食事に来ていないことを食堂のスタッフの方が心配していたよ。」と言うのです。友人たちだけでなく、食堂のスタッフの方までもが私のことを覚えてくれているということに胸を熱くしながら夕食をいただきました。


だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。

(新約聖書 マタイによる福音書7:12 口語訳)


イエス様のこの教えはとてもシンプルです。しかし、簡単なことではありません。心の焦点が自分自身にしか向いていない時、私たちは周りの人が何を必要としているか気づくことは出来ません。自分は果たしてどれくらい周りの人の必要や痛みに敏感だっただろうかと恥ずかしくなりました。

 

私を心配して部屋に訪ねて来てくれた中国人の友人は、中国語で心のこもった祈りをささげてくれました。いつも朝早くから私たちの食事を用意してくれているスタッフの方々とは直接の会話を通してはコミュニケーションは出来ません(私が韓国語が出来ないので)。しかし、言語を超えて確かに伝わるものがあることを再確認させられました。それこそがイエス様が私たちに教えてくださったものなのかもしれません。